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02_咎雪

​作詞:ovo

 

咎(とが)を償う幾年月
悔やみきれない幸福(あやまち)を
この身へと融け堕としてく

戻れない日々を憎んで
戻れぬ吾が身 引き裂いても
痛みだけが募る・・・

遥か彼方 風花の夜(や)
気まぐれで得た温もり

わかっていた 目を背けた
吾(われ)と同じ刻を生きるようには出きていないのに

永久(とわ)に降り続く雪
ココロに宿りしこの
灯(ひ)も虚空(くう)も 哀色に染めよ

愛など知らなかった
知らずにケせばよかった
失った苦しみは消せないのに 血迷った罪を 
刻み込まれ 塗り潰され
アイ色のココロを 永遠の生と悔やんでいく

いつ生まれカタチを成したのか
雪をよぶ アヤカシの吾が身よ
恐れられ 遠ざかる全てを
恨みも 羨むこともなかった

無為に生き 無味に消える(しぬ)だろうと
そなたに出会うまで信じてた
何故に現れてしまったのか
何故吾を恐れなかったのか

あまりに短い 100年の生よ
笑い・喜び・楽しみ、全て
壊して 壊して 壊して 壊して 壊して
壊して...

静かに降り続く雪
ココロに宿りしこの
慈(じ)も情(じょう)も 哀色に染めよ

捨てさることも出来ない
忘るることも出来ない
終われない永遠(くるしみ)ならば

全てを覆いつくせ
ココロ凍らせる雪よ
身も想いも 凍てつき砕けよ

果てのない現世(うつしよ)も
常夜(とこよ)へと誘(いざな)い
吾の望む 永久(とわ)へ導け

あの日々へ帰れないのなら
ミエナイように オモエナイように
アイ色のココロへ 永遠に雪を降らせていく

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